朝日新聞    2009年06月30日  掲載 WINTEC 対策

「3人乗り」さあ解禁

◆専用自転車限定、あすから 携帯・傘差し運転禁止明記

 7月1日から、自転車のルールが変わる。都道路交通規則の改正で、幼児(6歳未満)を自転車の前と後ろの座席に乗せる「3人乗り」が認められる。ただし、強度やブレーキ性能、駐輪時やこぎ始めの安定性などの要件を満たした専用の自転車に限る。また、携帯電話で話しながらや、傘を差しながらの運転も禁止になる。(杉山正)

 これまで都道路交通規則では、運転する人が幼児用座席に1人乗せ、もう1人をおんぶひもなどで背負って運転することは許されていたが、前と後ろの座席に乗せる3人乗りは禁止だった。

 警察庁が、要件を満たした自転車なら3人乗り容認の方針を表明したのを受け、都公安委員会が規則を改正した。

 要件を満たさない自転車で3人乗りをすれば乗車人数の制限を定めた道路交通法の規定に触れる。罰則は2万円以下の罰金または科料となっているが、警視庁交通総務課は「原則として指導にとどめる」としている。

 要件を満たした自転車は順次発売される。7月1日から発売するブリヂストンサイクル(本社・埼玉県上尾市)は複数モデルをそろえる。価格は幼児用座席が別売りのタイプが3万9800円〜4万8800円。前と後ろに座席をつければ6万円程度になりそうだ。電動式なら価格は12万1800円〜13万6800円という。


傘を差しながらの運転も禁止になる

 また、携帯電話で通話したり、画面を見たりしながらの運転、傘を差しながらの運転は、これまでも安全運転義務違反に問われたが、具体的な禁止行為として明記された。
 交通総務課が2〜3月の自転車が絡んだ人身事故計2988件を調べたところ、傘を差していたことや携帯電話を操作していたことが原因とされたのは52件だった。

 同課は、警察官が違反を見つければ指導するとしているが、指導に従わないなど悪質な場合は交通切符を切るという。道路交通法に基づき5万円以下の罰金が科せられる可能性がある。

◆三鷹市は秋からレンタル

 三鷹市では、子育て支援と安全な3人乗り自転車の普及を促す目的で、この秋から3人乗り自転車のレンタル事業を始める。市は「都内では他に例がなく、全国的にも珍しい事業」といい、今年度予算に315万円を盛り込んだ。

 担当する市道路交通課によると、1人の親が6歳未満の幼児2人を同じ自転車に乗せるのは、「せいぜい数年程度の短い期間で、子供が自分の自転車に乗り始めると不要になることが多い」。電動式なら1台15万円近くにもなる購入費が負担となる家庭もあると見ており、「各家庭が買って廃棄するより、市民がレンタルで共有すれば資源を有効活用できる」と考えた。(寺下真理加)

 傘をもって走行したらダメとなったら、カッパもしくは傘立て で走行する以外は無いかもしれない。

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